動的構造解析(衝撃解析)とは

動的構造解析とは、衝突や落下といった、短い時間で物体に急激な力が加わる現象において、その物体の応力や変位などの応答を予測する解析です。

解析事例-1

旭化成独自の材料モデルの適用事例

独自の材料モデルを適用することで、従来の材料モデルと比較して、実際の破壊モードにより一致する解析結果が得られました。

独自モデルにより、解析結果と実験結果の破壊モードが一致
独自モデルにより、解析結果と実験結果の破壊モードが一致

解析事例-2

オイルパンのチッピング評価への適用例

跳ね上げられた石を模擬した金属製の弾丸が樹脂製のオイルパンに衝突する試験のシミュレーションと、実際の試験を高速度カメラで撮影した様子を比較しました。亀裂の進展状況など、解析結果と実験結果はよく一致しており、複雑な形状に適用してもよい結果が得られました。
詳細は、CAE解析事例紹介「衝撃解析精度検証」をご覧ください。

オイルパンのチッピング評価解析結果
シミュレーション結果
オイルパンのチッピング評価実験結果
実際の試験動画

解析事例-3

レンセン™への適用例

LS DYNAの積層複合材モデルMAT58(MAT_LAMINATED_COMPOSITE_FABRIC)を用いることで、弊社のレンセン™と複数材料を組み合わせたアセンブリ部品の破壊挙動を正確に解析で再現することが可能です。
本事例では、多機能バッテリーカバーCELL to FLOORのコンセプト部品の側突試験の結果をご紹介します。詳細なモデル化により、破壊後の変位もよく再現できました。

多機能バッテリーカバー CELL to FLOOR
多機能バッテリーカバー CELL to FLOOR
側突試験の実際の様子(左)とCAE結果(右)
側突試験の実際の様子(左)とCAE結果(右)
荷重変位曲線
荷重変位曲線

その他のCAE解析技術