PRESS RELEASE

POM樹脂「テナック™」ISCC PLUS認証を取得

2022.11.15

asahi kasei engineering plastics

プレスリリース

POM樹脂「テナック™」ISCC PLUS認証を取得

ポリアセタール(以下、POM)樹脂「テナック™」では、当社水島工場や日本国内加工場において、持続可能な製品の国際的な認証制度の一つであるISCC PLUS認証(*1) を取得しました。

POMは自動車部品や家電、工業製品に幅広く用いられているエンジニアリングプラスチックです。近年、地球環境への意識やサステナビリティの重要性が高まる中、POM樹脂「テナック™」においてもさらなる環境貢献の実現のためにバイオマス原料の活用に向けた取り組みを行ってきました。

この度、ISCC PLUS認証を取得することにより、当社はバイオマス認証原料を用いて生産したPOM樹脂を、認証制度に基づいたマスバランス方式(*2)によって割り当て、販売することが可能になりました。マスバランス方式を用いることにより、POM樹脂の優れた性能(摩擦・摩耗特性、強度・剛性、耐油・耐有機溶剤性など)はそのままに、世界のお客様のサステナビリティ対応をご支援することが可能になります。

 

(*1)ISCC(International Sustainability and Carbon Certification):持続可能性および炭素に関する国際認証であり、ISCC PLUSはEU域外で生産され全世界に販売される主にバイオベースや再生由来等の原料について、サプライチェーン上で管理・担保する認証制度です。

(*2)マスバランス方式:バイオマス原料等と化石燃料由来の原料を混合供給し製品を製造した際に、投入したバイオマス原料等の割合に応じて、製品の生産量を割り当てるもので、ISCC PLUSシステム文書に定められ、認められた管理手法です。

 

マスバランス方式説明図マスバランス方式説明図

 

■プレスリリース:国際持続可能性カーボン認証「ISCC PLUS認証」取得のお知らせ

■関連ページ:マスバランス方式によるバイオマス由来原料を使用した樹脂材料(サステナビリティ「01.素材を製造する」)

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POM樹脂 テナック™

自己潤滑性、疲労特性、耐油性に優れます。歯車や軸受、自動車内装、医療部品等に採用されています。