難燃性(UL94 V-0)
サンフォース®BEはULのプラスチック・部材向け難燃規格「UL-94」にて、非常に高いレベルの難燃性である「V-0」の認定を受けています。下図のように、10秒接炎を行い、燃焼時間を測定した結果、10秒以下で試験体が垂れることなく自己消火しました。
サンフォース®は、旭化成の変性PPE樹脂「ザイロン™」を発泡させたビーズです。本ページでは、サンフォース®の製品ラインナップのうち、特に難燃性に優れた「サンフォース®BE」についてご紹介します。
サンフォース®BEは、軽量、断熱性という発泡体ならではの性能に加え、従来の発泡体では難しかった難燃性や耐熱性を飛躍的に向上させ、「UL94規格V-0」を達成。寸法精度や賦形性にも優れた、新たな発泡体です。
製品・部品設計上のご要望にあわせて幅広い提案が可能です。
サンフォース®BEは、軽量、断熱性という発泡体ならではの性能に加え、難燃性、寸法精度、薄肉成形などの、従来の発泡体を超えた機能を併せ持ち、製品の軽量化・高機能化に貢献できます。
サンフォース®BEはULのプラスチック・部材向け難燃規格「UL-94」にて、非常に高いレベルの難燃性である「V-0」の認定を受けています。下図のように、10秒接炎を行い、燃焼時間を測定した結果、10秒以下で試験体が垂れることなく自己消火しました。
サンフォース®BEは、従来の発泡プラスチックに比べ優れた耐熱性を持っています。サンフォース®BEの原料であるPPEは、プラスチックの中でも耐熱性に優れたエンジニアリングプラスチックであり、サンフォース®BEはその特徴を引き継いでいます。
*別グレードとして、高耐熱の「サンフォース®BH」の取り扱いもございます。CFRP(炭素繊維強化プラスチック)等の様々な材料との複合成形により、軽量かつ高強度・断熱・難燃・有形の複合材が作成可能です。詳細はお問い合わせください。
サンフォース®BEは、低誘電特性を有する変性PPE樹脂を発泡させた材料であるため、非常に低い誘電特性を有します。これにより、高周波の電磁波減衰量を小さくすることができます。
サンフォース®BEは、他素材と比べても熱伝導率が低く、高水準の断熱材です。断熱・遮熱・保温・結露防止が必要な用途に適用できます。
サンフォース®は、従来の発泡体では困難であった薄肉成形が可能であり、衝撃吸収性も有するため、製品や部品の省スペース化や軽量化に貢献できます。
発泡体でありながらも、細いリブを立てた部品や、薄い形状を持った部品などにも使用できる材料です。
サンフォース®BEは加工時の寸法変化も非常に小さく、一般的な射出成形品に近いレベルでの成形加工が可能です。寸法精度を求められる構造体にも安心して使用いただけます。
また、サンフォース®BEは樹脂の中でも線膨張係数の少ないPPE樹脂の特徴を引き継ぎ、温度による影響が比較的小さいことも特徴です。
さらに、サンフォース®BEの成形では、成形品肉厚が厚薄混合でも反りやヒケが出にくい特徴があります。そのため、均一な肉厚にするなどの形状制限もなく自由に設計頂く事が可能です。これは、サンフォース®BEの成形が、金型内にビーズを充填してスチームでビーズ同士を膨らませながら熱融着させる方法で、高温高圧で樹脂を金型に流し入れる射出成形とは異なるためです。
サンフォース®BEは内部に非常に細かな気泡構造を持つため、他素材に比べて非常に軽い素材です。(5倍発泡品:0.20g/cc、7倍発泡品:0.14g/cc、10倍発泡品:0.10g/cc)
サンフォース®BEの難燃V-0・軽量性・緩衝性能等を活かし、リチウムイオン電池周辺部品の高機能化に貢献します。
ミリ波レーダーレドームの背面に、高い断熱性と低い誘電特性を持つサンフォース®BEを配置することにより、ミリ波帯電磁波の減衰量を抑えながらヒーターで発生した熱を効果的に利用できるようになります。
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サンフォース®BEの難燃V-0・軽量性・緩衝性能・電波透過性等を活かし、安全性の向上に貢献します。
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