コネクタとは

コネクタとは、ケーブル同士を接続し、電力や電気信号を繋ぐための部品・器具で、我々の日常生活で使用される電子機器に幅広く用いられています。

電子機器の多機能化・高機能化に伴い、コネクタの機能・種類は増え、非常に多岐にわたります。例えば、自動車で使われるコネクタと言っても、センサーやカメラの情報・データをECUに繋げるコネクタと、電動化に対応したバッテリーとインバータを繋ぐ大電流・高電圧対応コネクタとでは、その仕様は異なります。

旭化成は、コネクタ産業におけるお客様の製品作りをサポートするために、難燃性、各種電気特性、耐グローワイヤー性 (GWIT等) 、耐トラッキング性 (CTI)、耐候性 (UL746C f1, f2)、長期特性(UL746B RTI等)に優れたエンジニアリングプラスチックをご用意しています。

次世代ハロゲン&赤燐フリーPA66難燃グレード leona SNシリーズ

近年、世界で環境負荷削減や労働者の安全性を重視する傾向が高まり、ハロゲンや赤燐不使用の要求が増えています。

そこで旭化成は環境・安全を考慮し、ハロゲンと赤燐を含まない難燃剤を使用する新しいポリアミド66樹脂(PA66樹脂、Polyamide 66、ナイロン66)レオナ™SNシリーズの開発に着手し、その完成に至りました。

レオナ用途事例

このポリアミド66樹脂レオナ™SNシリーズは非ハロゲン・非赤燐と言った特徴の他、優れたレーザー透過性を有し、それに際した高いレーザー溶着性やレーザー印字性が得られます。また芳香族PAを含む事から低発煙性にも優れ、高CTIや高RTI、高GWITなどの特徴もあります。

車載バッテリー周辺コネクタ向け xyron 644Z

変性PPE樹脂ザイロン™644Zは、車載バッテリー周辺のコネクタにご使用いただいています。

LV214やUSCAR等の厳格さが求められる自動車OEM規格に適合するためには、樹脂材料にも信頼性が求められます。
ザイロン™ 644Zは優れた難燃性(UL 94 V-0、5VA)、長期特性(UL746B RTI 125℃)、耐トラッキング性(CTI PLC=2)、耐候性(UL746C f1)等の特徴を有しています。

ザイロン™644Z車載コネクタ

この特徴が評価され、中国大手電池メーカーの車載バッテリーコネクタにご利用いただいています。

ザイロン™ 644Zの物性表はこちら

太陽光発電コネクタ向け レオナ™・ザイロン™ PV40Z

太陽電池コネクタ

変性ポリフェニレンエーテル樹脂(変性PPE樹脂)ザイロン™ (PV40Z)は、耐トラッキング性と低温衝撃のバランスに優れ、小型高電圧対応コネクターの設計が可能です。
耐加水分解性、耐アンモニア性に優れ、高温高湿環境下でも、極端な物性低下を起こしません。
こちらは旭化成グループの環境貢献製品として、製品を使用する段階でCO2削減に貢献しております。

太陽電池コネクタナット

ケーブルとコネクタの環濠部の防水・防塵ナットには、非ハロゲン難燃(V0)・易成形性を有するポリアミド樹脂(PA66樹脂、Polyamide 66、ナイロン66)レオナ™ FR370 をご提案します。

その他コネクタ向け leona

電気・電子部品の結線用のコネクタには、レーザー印字性、成形加工性、強度・靭性、電気特性(CTI)、耐熱性といった特性を有するポリアミド樹脂(PA66樹脂、Polyamide 66、ナイロン66) レオナ™をご提案します。

ポリアミド66樹脂(PA66樹脂、Polyamide 66、ナイロン66)レオには、SNシリーズ(GF強化非ハロ難燃)、FRシリーズ(非強化難燃)、FGシリーズ(GF強化難燃)のラインナップがございます。

その他コネクタ

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PA樹脂 レオナ™

耐熱性、強度・靭性、絶縁性、耐油性に優れます。自動車部品、電機・電子部品など幅広く採用されています。

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変性PPE樹脂 ザイロン™

比重が小さく、難燃性、電気特性、寸法安定性に優れます。太陽光発電、EV、通信機器等に採用されています。

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