製品
比重が小さく、難燃性、電気特性、寸法安定性に優れます。太陽光発電、EV、通信機器等に採用されています。
太陽光発電(Photovoltaics、PV)とは、光起電力効果を利用して、光エネルギーを電気エネルギーに変換する太陽電池(半導体素子)を用いて、太陽光を直接電気に変換する発電方法です。再生可能エネルギーである太陽エネルギーを利用する発電方法であり、SDGsの観点と発電コストの低減から、近年目覚ましい勢いで普及が進んでいます。
国際エネルギー機関(IEA)によると、2010年から2020年にかけてPV設置電力量は年平均成長率24%でした。IEAは様々なシナリオに基づいた世界の発電容量の見通しを発表していますが、太陽光発電は様々な発電方法の中でも有望視されている発電方法の1つであり、市場は今後さらに拡大すると見込んでいます。
旭化成では、屋外で長期間用いられる太陽光発電(PV)モジュールのコネクタ、ジャンクションボックス向けにエンジニアリングプラスチックの開発・販売・お客様サポートを15年以上行ってきました。難燃性(UL94 V-0, 5VA等)、耐トラッキング性(CTI)、耐候性(UL746C f1)、長期特性(UL746B RTI)、ボールプレッシャー温度等の耐熱性など、各種規格・認証を取得した材料を通して、お客様のモノづくりをサポートいたします。
変性PPE樹脂 ザイロン™ 540Z, 644Z, PV41Zは、耐トラッキング性、耐加水分解性、耐酸・アルカリ性・高温高湿下での機械物性に優れ、寸法変化が小さい材料です。
変性PPE樹脂 ザイロン™ PV40Zは、耐トラッキング性と低温衝撃のバランスに優れ、小型高電圧対応コネクタの設計が可能です。
耐加水分解性、耐アンモニア性に優れ、XYRON™高温高湿環境下でも、極端な物性低下を起こしません。
こちらは旭化成グループの環境貢献製品として、製品を使用する段階で二酸化炭素の削減に貢献しております。
その他、インバーター等でも変性PPE樹脂ザイロン™ は採用・製品展開いただいております。
その他、優れた耐熱性を活かし、ジャンクションボックス内の熱源であるダイオードを設置するベースプレート等にも展開いただいております。