製品
比重が小さく、難燃性、電気特性、寸法安定性に優れます。太陽光発電、EV、通信機器等に採用されています。
樹脂CAE
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OA機器とはOffice Automationの略であり、Officeの業務を快適化する企業向け情報機器の総称で、プリンターやパソコン、プロジェクター、シュレッダー等が含まれます。 プリンター(印刷機)とは、印刷用の機械の総称で、OA機器のプリンターというと、主に、FAX・コピー(複写)・スキャン機能を有した複合機・複合型プリンターを指します。
プリンター内部シャーシ、インクヘッド周辺部品に用いられる変性PPE樹脂ザイロン™と、各種歯車・機構部品や導電軸受等に用いられるPOM樹脂テナック™についてご紹介いたします。
旭化成の変性PPE(変性ポリフェニレンエーテル)樹脂「ザイロン™」の難燃グレードは、ハロゲンフリー・PFASフリーで高難燃性を実現する樹脂材料です。
V-1~5VAまで幅広いグレードをラインナップしています。
ザイロン™は、シャーシ部品、光学箱、キャリッジ、定着回り部品、電源ケースなど、OA機器向けの用途で多数の実績があります。
一般的に、OA機器のシャーシ部品・定着回りの部品には、難燃補助剤としてPFASを含んだ材料(PC系樹脂等)や、ハロゲン系難燃剤を使用した材料(PET、PBT系樹脂等)が多く使用されていますが、昨今の環境意識の高まりから、2025年に電子機器製品が環境に対して配慮された商品であることを示す認証であるEPEAT(Electronic Product Environmental Assessment Tool)が改訂され、ハロゲン系材料の使用に規制がかかる見通し*であることに加え、PFASについても将来的な規制に関する議論がされています。
*参考:2nd Public Consultation: EPEAT Chemicals of Concern Criteria
ザイロン™難燃グレードは、ハロゲンフリー・PFASフリーの特徴を活かし、このような市場ニーズに対応したご提案が可能です。
【ハロゲンフリー・PFASフリー ザイロン™難燃グレード】
グレード |
特徴 |
用途 |
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ザイロン™ 540Z |
S2燃焼試験で合格実績のある非強化系高難燃グレード |
電源ケース部品 |
ザイロン™ X7744 |
GFとのバランスで高剛性と低ソリを実現する強化系難燃グレード |
シャーシ系、光学箱、キャリッジ等 |
ザイロン™ X444V |
GFとのバランスで高剛性と低ソリを実現する強化系難燃グレード |
|
ザイロン™ X523V |
無機フィラーを使用し、高剛性と高寸法精度を実現する強化系難燃グレード(無機フィラー 30%) |
ザイロン™ Vシリーズは、PCやPC/ABS、ABSの5~10倍の制振性を実現する、高損失係数・制振材料です。
この材料の特徴は以下の通りです。
ザイロン™ DGシリーズは、結晶性樹脂であるPPS と 非結晶性樹脂であるPPEの特徴を保持したまま、各々の短所が大幅に改善された画期的な材料です。
この材料の特徴は以下の通りです。
また、テナック™-C EF850は、高流動性ポリアセタール樹脂をベースとし、特殊なカーボンブラックを帯電防止を目標に設計された、良導電性と高い流動性(MFR:15 g/10min (190℃、2.16kg荷重))を両立させたグレードです。